ひとこえないてはたびからたびへ
くろうみやまのほととぎす
きょうはあわじか あしたはさどか
とおいみやこのこいしに
ぬらすたもとのはずかしさ
いいさなみだをだいたわたりどり
おんなとうまれたよろこびさえも
しらぬとこくのひぐれみち
ままようきよのかぜままきまま
つばさぬらしてとんでいる
おとめこころのひとりたび
いいさなみだをだいたわたりどり
みせてわならないこころのきずを
かくすえがおにつきもてる
くちにゃだすまいむかしのことは
みずにながしてはればれと
あおぐよぞらもひさしぶり
いいさなみだをだいたわたりどり