I depend on your existence
理性を契ったあなたの咲
浮き世に咲いた花は枯れる
素肌に焼き付き剥がれぬ感覚
吐息混じりの言葉覚えてる
その優しき嘘に今なら溶け込める
曖昧に乱すのならバラバラにして
場に引く度心を隠し繰る
髪をなぞる残り香に浅き梅を見る
ゆらりゆらり揺られながら
手を伸ばせば届きそうなあの空が今は遠く
ただ…涙零れそう
たぐり糸を結び忘れ解けた情念
さなぎのままでは籠から飛べず
落日に染まる憂鬱をまた喉に残して
場に引く度心を殺し晩秋の闇へ
触れることさえ二度と叶わぬ意味をその時にはまだ
上の空を泳ぐ目にあなたが今も消えてくれないから
変われたようは通告さえ許してくれない
ここへ無自覚の欲の巣
さよならさえ濁す口に何も望まないけど
ここにある記憶まで連れて行かないで
繰るわに散る嵯峨に今も明日を見出せないまま
ただ残り香を辿り
彷徨う一人籠の中で
あなたが消えない
I depend on your existence