どうせ死ぬ時や裸でじゃないかあれも夢ならこれも夢口は言うまい限界そだち男命を情けにかけてたたく太鼓の暴れ打ち
酒と喧嘩は後へ軽はひかぬ意地と独りよがりの勢いごま惚れちゃならない義理ある人に知って照らすか片割れづきに男泣きする松ごろ
櫓太鼓の証が揺れて揃い浴衣の夏が行く罰の裁きは人には負けぬなんで裁かぬ男の心国らないは無法松