その日は雨の合間に木漏れ日が差していた視界がぼやけるほどに空気が熱く湯立てていた
帰って来るかと何処かで待ち望んで今にも崩れそうな白壁を支えてた寂しいなんて思わない心は壁の中に埋めてしまった
経光塔揺れる食卓に並ぶ枯れ木退廃した口が幸せだねって笑う
窓に張り付く絶望の影行く所なんてないここで