あなたはハイウェイと夜を愛していた
わたしは特別な朝をひとりで待っている
ゆれ続ける雨戸、冷たい湿中の鍋
喜劇は灯すれば悲劇に変わるとわかっていた
闇の隙間から次の季節が覗いて
手を伸ばせばもう、光はすぐそばに来ていたのに
息が白くなっても、退屈に過ごしても
あなたがいなくなっても世界は大して変わらない
滲んだ未来が次の季節を隠した
通りで坂道が長いなって思っていたんだ
あなたはハイウェイと夜を愛していた
わたしは特別な朝をひとりで待っている
闇の隙間から次の季節が覗いて
手を伸ばせばもう、光はすぐそばにあった
あなたがいなくても世界は大して変わらない