生まれ落ちた罪
息残る罰 私という存在
一瞬のときめき 永遠のさよなら
いつかは許してください

止める言葉も聞かずに
丘にあがってしまった
クジラの物語 風が覚えてた
新しい世界へと 胸躍らせたのでしょう
口笛を吹きたい気分だったのでしょう

海の果ては空に続くのに
星に一番遠い この丘から何を見てたの

大人になる罪 深けていく罰
私という存在
一瞬の煌めき 永遠の空白
言われなき運命ね 見移動もできない

クジラが絶望して 捨てていったこの場所で
私は生きている やりきれなくなるわ

優しい記憶に触れようとして
私の指先はひどく切られるの

出会ったのも罪？恋したのも罰
あなたという存在
胸をしめつける苦しい傷
この私にください 痛いほどいいの

気持ち裏腹で意地悪な私
嫉妬を隠せないみじめな私
隣の恋人寝たんでる私
自分愛せない私

大きな海に抱かれてみたいのよ
時折水面に顔覗かせて
月を眺めて歌を歌う
傷ついたクジラと一緒に

覚えておいてね 私のことを
遠い空まで届くの
愛した真実 失くした事実
ささやかなる楽日

生まれ落ちた罪 息残る罰
私という存在
一瞬のときめき 永遠のさよなら
まだ許されないのかなぁ
伸ばす手はどこへ