暁闇 夜を待ち磨ぎ込めば 獣たち指を鳴らすやがて来る 限界での祝福 消えるには若過ぎた
薔薇が咲き 赤く染まれと唄う狂い咲く 棘を震わせて風乱れに 胸荒はに
忘れ去れ 過去の引き籠もごも 瞼閉じ耳を塞げやがて来る 終焉での喜び 生きるには不可過ぎた
桜咲く 赤い血を酸うたう風に舞い 人を狂わせる今はの木輪 波打ち際
君が先 蜜の香りが誘う甘く苦い 毒と知りながらああ 嬉しや ああ 悲しや