いまやせかいはのろわれたようにたいはいし
いきものたちはほろんでゆく
あるひきいたはなし
うちゅうへたびだつためのおおきなふねを
つくっているらしい
よくあるよたばなしだれもしんじやしない
でもきみはそのふねを
さがそうというんだ
むかしかららっかんてきでよくぞまあきょうまで
いきてこれたものだと感心する
でもてがかりもなにもない
そういうときみは
"いちばんとおいせかいのはてにある\"
こんきょのないじしんでこたえてみせた
はてはいちばんうえときたをめざした
かならずみつけだすと
きみはいきようようとかたった
ゆめにすがりたいだけの
ひとのつくりばなしなのに
でもきみをひとりにしておけない
からついてゆくだけだよ
わかってるかな
ひとりでいきてゆくことも
たたかうこともぼくより
ぶきようなきみだから
いろいろおしえるよ
きもののかりかたやあんぜんなねむりかた
そういうたびにしよう
よそういじょうにたびはきびしいものになった
せけんしらずなきみにとっては
なおさらだった
でもふたりならたのしいことも
たくさんあった
まいばんきみがかたるゆめにも
わらっちゃうんだ
せかいのはてはとおくしょくりょうもつきた
こごえるげんかんのち
きみはまだふねがあるとしんじて
あるきだそうとした
そのあしはもうまえへでない
ほんとうはぼくのほうが
たくさんのことをまなんだ
たびだったかもしれない
ゆめをいだくむくなこころ
わずかなきぼうでもしんじるおもい
おれないつよさ
たびはつづけるよせかいのはてまで
きみのしんじたふねを
みつけてみせるよ
ひとりでも