あつらえたごうにのせ
ひっそりとつめをといでいる
けむりさえわがものに
かおりまとうせおまえのように
このからだのどこかに
うまれもっていたなら
なにもものにもしょくせんどくどくどく
いかようなうまさかと
かぎまわられもしようが
のどからてがでるほどどくどくどく
ああはすにはすにと
かまえていたもろはのつるぎ
きっさきにたってじっといられるのなら
のぞむがいい
すわろうすわろう
そのくちびるで
ふちくわずらったやまいを
もとめついばむ
ねがうままいばらをきこなせればと
いがらがかるのどをならす
なにくわぬかおにさえ
こっそりきばをやどしていたい
かぶりつきたいらげて
ほえてはみてもおまえのようには
そのかいなのいずこにかくしもっていたのか
はらわたをもとかせるどくどくどく
あしざまにうわさをとそばだてられもしようが
なまつばしたたるほどどくどくどく
ああよかれよかれと
つぐんでいたあまたのどくはい
さいはてにざしていんどうをわたせるのなら
こぼすがいい
すわろうすわろう
ただかつえては
いたくけばだったうれいも
したでころがす
せおうままのろいごとはばたければと
ゆびをくわえみているか
きょうもきょうとて
くちもとにしゅらをぬりたくる
すわろうすわろう
まだみみもとで
くらくぬかるんだまよいも
つかのまのかげ
おもうままきれいごとだきしめればと
じべたをはうせかいがなきやまぬまま
すわろうすわろう
そのくちびるで
ふちくわずらったやまいを
もとめついばむ
ねがうままいばらをきこなせればと
いがらがかるのどをならす