テツゴーシにとざされた幼き日の公爵は
バンペイの暴力と脅迫を受け続けた
ある朝降り注いだ自然光の中へ吸い込まれるまでは
革命の世に生まれた命
牢獄の誇り振り払って
広場に集まった民衆の声
今は反逆者影を潜めよう
耐えられるのならば
またひとつ落ちてゆく時代の涙断頭台
残酷なその儀式に皆が歓喜する
あの頃には戻れない変わり果てた舞台の上
奪われた鳥や花や愛の象徴は
広場に集まった民衆の声
そこに運ばれた母の姿
最後の祈りを
目の前で散ってゆく白い花は赤く染まる
華やかな生涯に断頭台の幕を
あの頃には戻れない変わり果てた舞台の裏
仕組まれた身代わりにも誰も気づけない