ぼくがうまれたいみをいくせんのきょくにさがして
ひびくせかいのおとにこころをただふるわせていた
とめられないとけいのはりをみていた
とおいあさをまつように
てばなせないはてないおもい
よるにただよいめぐっていた
たったいちどのときはくりかえし ながれて
わすれてしまうかわりに とりにつむいだおとのなみを
かわりゆくまちにかきけされないように
いつかそれがどこかにだれかにとどくように
ぼくはうたったきみのうたをうたった
きみがうまれたひにはいくつものきょくがうまれて
ひびくせかいのおとがみらいをてらしていたのに
かえられないうんめいにぎりしめていた
このごなになるほどに
かわっていくかすれたこえでさけんだ
こわれそうなゆめを
たったひとりのきみはくりかえしうつむいて
ほかのだれかのかわりになるおともがいていた
とどかないそらのむこうにてをのばすように
いつかかけがえのないものつかみとれるように
きみにうたったきみのうたをうたった
たったいちどのときはくりかえし ながれて
わすれてしまうかわりに とりにつむいだおとのなみを
かわりゆくまちにかきけされないように
いつかそれがどこかにだれかにとどくように
たったひとつのうたにこめられたおもいが
いつかいろあせてはすれられていくおもいが
ゆつりゆくひびにうそにならないように
いつかそれをきみがまたとりもどせるように
ぼくはうたったきみのうたをうたった
ぼくはうたをうたったきみのうたをうたった