ぼくのじょうねつはいまや
ながしたはずのなみだより
つめたくなってしまった
どんなひとよりもうまく
じぶんのことをいつわれる
ちからをもってしまった
だいじなことばをなんどもいおうとして
すいこむいきはむねのとちゅうでつかえた
どんなことばできみにつたえればいい
はきだすこえはいつもとちゅうでとぎれた
しらないあいだにぼくらはまなつのごごをとおりすぎ
やみをせおってしまった
そのうすあかりのなかでてさぐりだけで
なにもかもうまくやろうとしてきた
きみのねがいとぼくのうそをあわせて
ろくがつのよるえいえんをちかうきすをしよう
そしてよぞらにおうごんのつきをえがこう
ぼくにできるだけのひかりをあつめて
ひかりをあつめて
ぼくの未来にひかりなどなくても
だれかがぼくのことをどこかでわらっていても
きみのあしたがみにくくゆがんでも
ぼくらがにどとじゅんすいをてにいれられなくても
よぞらにひかるおうごんのつきなどなくても