いつもひとりであるいてた
ふりかえるとみんなはとおく
それでもあたしはあるいた、それがつよさだった
もうなにもこわくない、そうつぶやいてみせる
いつかひとはひとりになっておもいでのなかにいきてくだけ
こどくさえあいしわらってられるように
あたしはたたかうんだ
なみだなんてみせないんだ

いつもひとりであるいてた
いくさきにはがけがまってた
それでもあたしはあるいたつよさのしょうめいのため
ふきつけるつよいかぜあせでシャツがはりつく
いつかわすれてしまえるならいきることそれはたやすいもの
ぼうぎゃくのかなたへとおちていくならそれはにげることだろう
いきたいみすらきえるだろう

かぜはやがてないでたあせもかわいて
おなかがすいてきたな；なにかあったっけ
にぎやかなこえとともにいいにおいがやってきた

いつもひとりであるいてた
みんながまっていた

いつかひとはひとりになっておもいでのなかにいきてくだけ
それでもいいやすらかなこのきもちは
それをなかまとよぶんだ
いつかみんなとすごしたひびもわすれてどこかでいきてるよ
そのときはもうつよくなんかないよ
ふつうのおんなのこのよわさでなみだをこぼすよ