もうだれもいない このちいさなひろばにぼくはまだふたりをおぼえてる
かれはしっていたのかなたがいにひかれていたことを
はかないめなざしでみつめてた
やさしくほほえんでいたかれのけはいにきがつくたびに
ことばはかわされることはなくても
いまはゆめのようなまぼろしはきおくのなかへあのときのめなざしはきえていったまま