よるのまち、こえてかけだして
がいとうよ、やさしくつつんでくれ
ないものがあるとしょうめいされて
あるものがちょっとあしらわれた
そっと、そっと、そっとだきよせて
そっと、そっと、そっと
みなれたまちも、はなやかなこえも
えがおでふれてたいよ
よかぜがそっと、ほうをすりぬけたとき
ふいにたちどまってしまうああ
まわりの、めもきにせず
なにかをぎせいにしてやってきて
わざとふあんていをえらんで
なつかしさなんかをさがしてるよ
おいてきたあのかんしょく、いまのじぶんを
ひとつたりともむだには、していなくて
おもいはそっとおいかぜともに
ゆけ、ときはなてば
みだれたかみも、やさしいくちょうも
えがおでふれてたいよ
かたちあるもの、じぶんでこわしたせかい
すれちがってもきえないで
みなれたまちも、はなやかなこえも
えがおでふれてたいよ
そしてわたしたちはちがうまちへと
えがおでわかれるのさ