だれもしらないけど
ぼくはまけいぬだったんだ
ちかくにあるのに
みえなくて
いつもさまよっていたんだ
ひとりよがりのうそをなべて
だれもいれないようにかぎをかけて
とざされたくらいへやのなかで
じぶんさえみつめられなくなっていた
そうわかってた
こんなんじゃなにもできないよ
きみはすきですか
あなたのことを
ほこりかぶっているよ
あざやかなはな
まどをあけてみなよ
ふゆのにおいがするんだ
みたことないような
ときめきが
きみをまっているんだよ
そんなありふれたつくりもののはなじゃ
いつまでたってもかおないんだ
やすもののぷらいどにしがみついたって
なんのけっかものこせないのさ
もうこれからは
いびつなじぶんたっていいじゃん
きみはすきですか
あなたのことを
ほこりかぶっているよ
あざやかなはな
それていいのか?それがいいのか
おとなりさんとはちがうきみだけの
あざやかなはなをさかせてよ
きみはすきですか
あなたのことを
ほこりかぶっているよ
あざやかなはな
きみがみえないよ
どこにいるんですか
それじゃかれてしまうよ
あざやかなはな
あざやかなはな