あおくひかるこのうみにこころをぜんぶしずめた
いつまでもだれにもきづかれないように
つめたいひとみのままにんぎょうみたいにはほほえむ
ずっとこのままでとおくをみている
ひえたそらをふさいだひくいくもとどきそうで
のばしたてにまいおりてきたゆきのかけら
すべてのものをしろくぬりつぶせるのなら
あたらしいキャンバスにもういちど
はじめからえがくことができるのに
はなのたねをうめるようにきおくをぜんぶうめたら
すべてがよみがえりまたうごきだす
たちこめるひびのなかゆくあてもなくさまよう
とおくきえそうなひかりをもとめて
まるでちいさなはこにとじこめられたよう
ときをきざむおとはどうしてきこえないの
かわいたままですきないろもだせないような
なにもかわらないこんなひが
あとどれくらいつづいてしまうの
すみわたるふゆぞらにこころをぜんぶとかして
おだやかなときをいつかすごせるなら
あふれだすあいじょうもおわることのないゆめも
きっとなにもかもおもいだせるはず
ながいながいねむりからめざめたそのしゅんかんに
どんなふうにひとみのいろはかわるだろう
すみわたるふゆぞらにこころをぜんぶとかして
おだやかなときをいつかすごせるなら
あふれだすあいじょうもおわることのないゆめも
きっとなにもかもおもいだせるはず