閉じた世界の中 紡ぐ音なき歌
ただ一つさえ知らぬ 果て無き空を見る
響く雷鳴と共に 伝う黎明
繋がれた冷たき鎖 解き放つのは
幾多の扉潜り抜け 遮られた道を乗り越えて
目指した楽園に 手を伸ばし叫んだ
恐れる事など何も無い ただひたすら先を目指せ
いずれ届く そう信じ今を生きてゆけ
躓く事もあるだろう 立ち止まる事もあるだろう
その苦しみ 忘れることなく生きてゆけ
籠の中 ただ俯くだけの鳥だった私だけど
貴方が共にいるなら 生きてゆける
開いた世界には 奏ぐ泡沫の音
わずかに聴こえてくる 小さき命歌
左の手に残る枷に 誓うように瞳を閉じた
彼の地 辿り着くまで 飾りは捨て去ろう
心奥底に響いた 貴方の声繰り返した
いずれ消える 儚い言霊 今だけは
恐れる事など何も無い 己が剣で切り開け
聴こえてくる歌を追いかけて 楽園へ
言の葉を胸に刻んで ただひたすら先を目指せ
その痛みを 忘れることなく生きてゆこう