なにもいわないであかりをけして つきのひかりだけがきみをうつして あけたまどからまちのざわめき きみはぼくをみている あしたふくかぜにながされるとしても いまはただこのうでのなかのきみと めのまえをすぎていく やわらかなときのながれをしんじていきていたい きみをおもいだしてまどのそとみてる たそがれもやみにふかくしずんで きょうもまたこのとうかいのいちにちがおわっていく でんわからきみのききなれたこえが いつになくきょうはせつなくきこえて ふたりでみてたゆめはこのまちにまだあるはず あしたふくかぜにながされるとしても いまはただこのうでのなかのきみと めのまえをすぎていく やわらかなときのながれをしんじていきていたい あのみにせならきっといますぐここをでれば きみとおなじころにつけるはず ねむりをしらぬまちがこのあいのゆくえをみてる はるもなつもあきもふゆもきみのそばにいるよ もうかなしいかおしないでこのむねにもたれて なにもいわないであかりをけして つきのひかりだけがきみをうつして あけたまどからまちのざわめき きみはぼくをみている あしたふくかぜにながされるとしても いまはただこのうでのなかのきみと めのまえをすぎていく やわらかなときのながれをしんじていきていたい