はぐれないようにとつぶやいて ぼくのすそをつかんだ しずけさがずっとつづいたような あのなつぞらのした さつきやみがあけて ひとみのえいしゃきのなか はしりよるきみのいとしさ もうもどれない ときがよるをつれて きみとみていたそらを くらくそめあげる からとむらいあしたのさきに ねえまたむだきみはいますか ゆきかうだれかによそみして きみをおこらせたこと そんなしあわせとまちあわせ あのじんじゃのそば すれちがってうつせみ きっとたどればよこれんぼ きずかないふりしたくせに ってさきみはいう あきるまでみていたきみとみていた そらはどこまでつづくの つづかないのははなびのねや そうふたりのこい いまはさわれないもの やわすれたものを ひとつふたつかぞえていく みずにうつるつきのいろとか あのほそいゆびさきとか ゆめのまにまに またなんども、またなんどでも あのはなびをみにゆくんだ ぼくはまだきみがすきだよ ねえ ゆめはなびともれあかしろきいろ ぼくとあのこのあいだて めをふさいてきたそのすべて いまおもいださせて よいどきがよるをつれて きみとみていたそらを くらくそめあげる ちいさくなったおとのさきに ねえまだきみはいますか