吐息がすっと上って冬めく空解け出した 澄んだ空気に心は現れてさか昇る 立ち止まったり、回り道をしたけど ひとつひとつが大切な記憶 今日のようにいつの日も君と共に 降り出した雪が辺りを染めて 僕らをそっと包み込んでゆくよ優しく 君がいたから今でも前を向いて進めるんだ 彩る冬を歩いて心からそう思う 歩道沿いには木々に咲く雪の花 白いキャンバス落書きのローメン 冷たい手重ね合い温めよう 振り返り見れば並ぶ足跡 転んだ後を眺め微笑み合う冬の日 いつも手に手を取るように こうしてしっかり踏みしめゆこう 降り積もる雪と白い足跡 ふたりで描くように歩いてくいつまでも そっと寄り添うみたいに もう少しゆっくり一緒に帰ろう