ゆらめいてきえる しんきろうのように またたく あわい ひかりは どこへゆくの? みだれたかげんのつきのよるに てらされたみちしるべ おいもとめ うまれたままのこころで きみを はげしくだきよせた こよい はかない ゆめで ねむりましょう にじんだおもかげは さまよう あいのゆくえ ときがとまるほど きみをみつめさせて さかさつきにうつる ふたりのまぼろしと なみだはそらへおちる さいしょのくちづけ さいごのなみだも てのひらにふれた きみのぬくもりさえ わたしのすべては しんでゆく ひとつぶのこころは しずかにひびわれた こよい はかない ゆめにだかれましょう ふかいやみのなかへ おちるのも わるくない ひとみとじれば そこはつきのさばく ふきあれるあらしは ふたりをひきさいた さよなら いとしきひとよ