あなたのいのちが きせつのなかにとけて あたらしいめがつくころ またあえるかな がらくたばかりで ふみばもないこのへや あなたのけはいがまだ のこっていた どうにもならないわかれとわかっている ぶきようなぼくだから あしたがみえないんだ おもいだすようにすぎたひびをたどって ふさいでいたかんじょうがあふれてしまうの しらむふうけいにたたずむあなたが ゆきどけをつげている とまったままで うごかないこころは まちこがれるあまり こごえてしまったの こうしてふさいでいてもしからないけど あなたなしではうまくいきられなくてさ てをのばしたってふれるはずもなくて ひえきったゆびさきがかじかんでしまうの かすみのようにうすらぐあなたを あさやけがそめてゆく おもうほど くるしくて いとしくて じかんがもどるならそのほほにふれたいな いたずらなうんめいはかわらないけど まどをあけたらあたたかいはるが すぐそこにいた めぐりめぐるようにいのちたちはめぶいて いろづいたふうけいにはなをふらした ふりかえればほほえむあなたが ゆきどけをつげている はるかぜにとけてゆく