はるめくかぜはあの日のきみのことつれきた ほんのすこしとおくへゆくきみがうつむいていた ふたりでかたったゆめあっておたがいがんばれっていって いつかそのひがってわかってたのに たしかめちゃだめなふあんはきみのえがおみてるあいだ そのせつなだけきえてくようで ねがいよどうかとどいておくれずっとこんなときが つづきますようにそんなことばをきみにいえないまま きょねんのはるはあのでんしゃにのってふたりで はなさくおかへてをつないできみとあるいていた あのさかをすこしのぼってうみがみえるこうえんで いつまでもただとおくみていた ゆうやみがきみをてらしてまちのいろがいろづいて もうすこしこのままでいさせて いろあざやかにさくはなのいろきっとうつろいゆく なんどもきせつこえてさくだろうそんなはなのように だいじょうぶ、いっておいでとえがおでいいたいから らいねんもはなさくおかできみをおもいてがみをかくよ はるかぜのせてとどけておくれげんきにしてますか なにもかわらずさいているからきみをおもったまま はなさくおかはいつかのままできみのえがおをまつ なんどもきせつこえてきみまついつかのおかえりまで