木立ちは雨にふるえて 古い映画を見るように モノクロームの舗道を 窓越しに眺めている あなたがくれたネックレス 振り向く前にはずすわ 二年の月日をこめて さよならのかわりに I don't know why ずっと待っていたの 私もあなたの心に 住める日を 女は 最後の女 男は 最初の男 それなら どんなにいいかしら? 銀杏並木の葉影で そっと重ねたくちびる ふいに車のライトが 二人をかすめてすぎる 冷たいしずくが伝う 背中をかばう指先き ほどいて歩きだすのよ 雨の中へ一人 I don't know why すべて愛のせいね あなたを 違うぬくもりにかえすのよ 私が 最後の女 あなたが 最初の男 それなら どんなにいいかしら? I don't know why すべて愛のせいね あなたを 違うぬくもりにかえすのよ 私が 最後の女 あなたが 最初の男 それなら どんなにいいかしら?