ずっと話したかった なくしてしまった夜のことを 悲しい話じゃない 寂しくなるけど、いいんだ 明かりをずっと消したままで眠れない日は 覚めてしまったコーヒーに逃げ込んでみる 借りたままだったレコードに針を落としたら 情けないステップで踊り出せる ずっとずっと待ち焦がれた 明け方の日も、消えない今日も 今夜今日のこの夜に沈んでしまっても きっと街の影を照らす明かりが 昨日と違って柔らかく見えたから 目を閉じるよ。眠りにつくよ 君の夜をくれ ずっとずっと聞きたかった 明け方の日に笑い合う声を 今夜、今日のこの夜も終わってしまうけど 明かりは小さくつけたまま目を伏せて 冷めたままのコーヒーを、喉に流して 借りたままだったレコードに、涙がこぼれたら 情けない僕をまた、笑ってくれ きっと街の影を照らす明かりが 昨日と違って柔らかく見えたから 温かさに今日は眠れるよ 君の夜をくれ ああ